正月事始めとはお正月の準備を始める日のこと。
お正月に飾る門松の材料や、お雑煮を炊くための薪はこの日に山へ採りに行くことになっていました。

正月飾り

正月事始めは、旧暦の12月13日。
新暦でも12月13日で同じです。
古い暦において12月13日は「鬼の日」とされ、結婚式以外ならなにをやっても吉とされていました。
なので、お正月の準備をするのは最適。
松迎えすす払いをする日にもなっています。
すす払いは、昔はとても重要な作業でした。
どの家にも囲炉裏があったので、家には煤がつきやすかったのです。
いまではすす払いというとお寺などでするものといったイメージですが、普通のおうちでも神棚や仏壇のお掃除だけはするというところが多いです。

大掃除もこのくらいに行うと余裕の大晦日を過ごせるのですが、どうでしょうか?
年の暮れまでまだ少しありますし、お仕事も忙しい時期なので、なかなかそうは問屋が卸さないかもしれませんね。

現代ではもう山へ木を切りに行く必要はありません。
お正月の準備は近所のスーパーや市場ですべて購入できてしまうでしょう。
なので、正月事始めにこだわる必要はありませんが、風習としては残していきたいものです。

正月事始めの12月13日にアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、まだおせち料理の注文を済ませていない方はこの日くらいまでには終わらせたいものです。
おせち料理は縁起物でもありますので、ギリギリまで待っても安売りや叩き売りがほとんどありません。
百貨店などの大晦日のおせちセールも一見安いような雰囲気ですが、少人数向けの小さいサイズに特化しているだけで、値引きはしていません。
(単品パック売りのものはけっこう値引きがありますが)

まあ、話は脱線しましたが、正月事始め
早めに行動して、良いお正月を迎えましょう!