高島屋・大丸松坂屋・三越伊勢丹など大手百貨店ならどこでも扱っている京都祇おん江口のおせちを注文しました。
祇おん江口和風おせち「慶運」三段重44品です。お値段22,140円なり。
祇園にお店を構える江口のオーナーシェフは江口貴博さん。あの「吉兆」での約7年間の修行ののち自分の店を持った板前です。
すっぽん料理にも定評があります。
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12月30日のお昼前の到着。予定通りです。白と淡いピンクのグラデーションのかかった風呂敷に包まれています。
まずは冷凍状態の中身をチェックします。
一段ずつビニールでコーティングされており、液漏れや隣への飛び込みなどはまったくありませんでした。
お重が深めであるのも、安心です。
特筆すべきは中身の高さ。
三段に重ねた状態なのですが、料理のカサがあるためにお重とお重のあいだに隙間が空いています。
特に伊勢海老がデカいのがその理由ですね。
お品書き、アレルギー情報はくわしく書かれています。祝い箸が3膳。
伊勢海老の包丁のいれ方の解説も。
祇おん江口のおせち料理はわたしの友人にも毎年買っているかたがいますので、今回我が家では初注文ですが、最初から安心感がありました。
盛り付けや見た目でも文句なしです。
冷凍状態の一段目のお重。中身が盛り上がっています。
1日半の自然解凍が終わりました!伊勢海老もタコも鮮やかによみがえりました。
左奥の海老は料亭らしい手の込んだ料理。タコは味がしみて旨い!
二段目のお重。烏賊松笠やホタテ松前が美味!
二段目と三段目。
三段目の細かいものたちは、フグをはじめとして、いくらでも箸がすすむおいしさです。
黒豆。ふっくらして上品。ほかのおせちの黒豆より柔らか!
紅白かまぼこ。弾力あり!
きんとん。鳴門芋のザラッとした食感が残されていて手作り感があります。上には栗がたくさん乗っています。
たたき牛蒡。繊維感がしっかりあり、冷凍技術の高さがうかがえます。
ちりめん山椒。京都らしい風味のちりめん山椒ですが、味はギュッと濃いめ。あとでご飯に乗せたら美味しかった!
帆立松前。北海道からきた旨味の宝庫。
ごまめ。しっかり苦味があり、昔ながらのごまめというかんじ。カサカサでなく水気もほどよく残されています。
いくらも数の子も出汁の味が旨い。
紅白なます。酢がキツくなく美味しいです。日向夏の風味がさわやか。
青梅甘露煮。どんな味かと食べてみれば、さわやかな酸味の上品なスイーツでした。残しておいてコーヒーのお供にするも良し。
祇おん江口のおせちは和風でありながら、ときどき洋風のしあげが為された料理が忍ばせてあります。
いただきながら、良いほうへ予想を裏切ってくる料理が入っています。
また、祇おん江口のおせち料理は、全体的には味付けは濃いめです。
近年は薄味のおせちが流行りですが、そういう意味では昔ながらの方針を保っておられるのかもしれません。
なので、たくさんいただくとあとで喉が乾きます。
味が濃い分、途中で温かい白ご飯を出して、いろいろ乗せていただくと最高です!
旨い出汁の味を求めるかたには祇おん江口のおせちはおすすめできます。
とにかく薄味がいいというかたにはおすすめしません。
祇おん江口のおせちは、高島屋・大丸松坂屋・三越伊勢丹など大手百貨店ならほぼどこでも注文できます。
種類もたくさんあり、冷凍と冷蔵があります。時期によっては早期割引や配送無料サービスもあります。
あなたのごひいきの百貨店のオンラインサイトで早めに探してみてください。