おせちを自分で作るよりも、もっとコストを下げることを目指すなら、100円おせちを買うという手があります。

100円おせちといっても、合計100円なのではなく、一品100円均一で、好きなだけ買って自前の重箱に収めておせちを完成するものです。

ローソン系列の「ローソンストア100」でかなりの人気を博しています。ローソンストア100の公式サイトへ

おせち
(なんとたった2000円でこのおせちが完成! 写真はローソンストア100より引用)

夫婦ふたりとか自分一人でおせちの雰囲気を味わうだけなら、5品くらい買ってきてプレートに並べるだけでも良いですね。
器はお正月にふさわしいものを食器棚の奥から出しましょう。
多めに買ってお重から溢れるように美しく盛りつければ、見た目にはデパートで買ったように豪華に見せることができるかもしれません。
盛りつけのセンスに優れた方なら、ひとがうらやむようなフォトジェニックな作品ができるかも!

なぜローソンストア100が100円でおせちを提供できるかといえば、やはりそこにはコストを落とすための様々な企業努力がなされています。
まず種類をしぼる。(2018年の場合22種類)
そのうえで大量発注しコストをおさえる。たとえば蒲鉾は赤白2種類のみにし、早い段階にメーカーに発注する。
ちりめんじゃこ工場がオフシーズンとなっている秋冬に、その製造ラインを利用して伊達巻きを作る。
田作りのカタクチイワシは、大きさの揃っていないもの、ふぞろいなもの、頭の取れたものを使う。
数の子は規格に届かない小さいもの、松前漬けに使うようなものを集めた小粒なかんじ。(品質は高級品と同じ!)
原価の高いものはほんの少量パックに。
容器はスーパーっぽいトレイにラップ。
栗きんとんの栗は、かなり細かい!

100円おせちは、他には「蒲鉾」「鰊昆布巻」「鮭昆布巻」「寿なると」「伊達巻き」「黒豆」「くりきんとん」「厚焼き玉子」「わさび漬け」「千枚漬け」「なます」「いか明太」「いか黄金」「松前漬け」など。
さすがに海老やあわび、カニ、いくら、ホタテといった高級海鮮は100円では不可能ですが、おせちとしての彩りは十分に完成するのではないでしょうか。


100円おせちは、国内のメーカーのものばかりですので、よくわからない海外のメーカーから輸入しているわけではありません。
その点はご安心を。


ローソンやナチュラルローソンでは100円おせちは買えませんので、ご注意ください。


業務用スーパーや近所のスーパーでおせちの単品を買い足すのもよいでしょう。