【高島屋限定】高島屋 和洋中おせち三段重
税込 30,857円
これまでは2万円前後の価格帯のおせちを頼むことが多かったので、3万円を超えるおせち料理はやっぱりひと味違うのか?
高島屋の看板を背負ったオリジナルおせちはやっぱりひと味違うのか?
そのあたりをレポートしてみたいと思います。
実際、家族4人でお正月の朝とお昼で完食。
おせちだから2日の朝くらいまではもたせたかったのですが、食べ始めると止まりませんね。
さて、レビューを始めたいと思います。
12月31日のお昼過ぎ、予定通り高島屋からおせち料理が届きました。
予定通りとはいっても年末なので時間指定まではできませんので、大晦日の朝か夕方かいつ来るのかはわかりません。
宅配業者さんたちは大変でしょうね...。
箱はシンプル。とてもあっさりした外見です。
ふたを開くと、高島屋らしい真っ赤な風呂敷に包まれた三段のおせちが。 風呂敷はスベスベと手触りのよい上等のもの。
両脇には大きめの保冷剤が詰められています。
さて、凍った状態のおせちの写真を。見た目にはシャーベット状になった部分もほとんどなく、パッと見は冷凍なのかわかりにくいです。そのまま食べれそう...だがツンツンしてみると固い。
まずは和食のお重。
お魚のもろこが1匹だけとなりへ飛び込んでいました。これは車で運ぶ以上仕方ないか...目をつぶりましょう。
二段目の洋食のお重。とても鮮やかです。
洋風料理は見た目で味が想像できない料理が多いので、そのぶん楽しみです。
三段目の中華のお重。ふかひれやアワビが存在感を放っています。
こちらも想像できないお料理がいくつか。
一夜明けてお正月!!
新年のあいさつも済んで、おせちとお雑煮とお酒のスタートです。
まずは冷凍の技術を確かめるために、繊維ものをいただきます。
レンコン・ごぼう・ふき。
どれもだいじょうぶ!
こどもが「チョコレートだー!」と言った銀紙と金紙は開けてみると栗の甘露煮でした。
いくら、きんとん、数の子はよく食べるような味ではありません!
たいへん深い味わいになっていて、ひと味違います。
大きめの銀ダラ西京焼は噛めばホロホロと崩れ、とても美味。
金柑も手抜きなし。良いお味がついています。
真ん中のプリンみたいなものはフォアグラムースのトリュフ添え。
トリュフはまあほんの少しですが、このムースはめちゃくちゃ美味しい!
ど真ん中に置くだけのことはあります。
合鴨の薫製もたいへんおいしゅうございます。
クリスマスみたいなブロッコリーといっしょにあるのは豚肉のパテ。濃厚でgood。
マカロニサラダみたいのはチェダーシュリンプサラダ。おかわりが欲しい。
どれもちょうどいい味の濃さで、味つけもバラエティーに富んでいて最高です。
生ハム干し柿は合いませんでした...(好きな人は好きだと思う)
こどもが「お尻だー!」と言ったのは桃まんじゅう。
中華料理もとくに温めることもなく、たちまち完食。
高級中華料理店の味わいを堪能することができました。
あわび・ふかひれはもちろんですが、カニの湯葉巻きやホタテ貝柱の薫製もおいしい。
くるみも香ばしくておいしかったです。
海老チリ烏賊チリも柔らか。
【食べ終わっての感想】
全体的にたいへんおいしかったです。
ひとつひとつが丁寧に味つけられていて、家庭料理にはない奥深い味のものが多いです。
とくに洋の重、中の重に至っては、家庭では絶対に再現できないお料理ばかりが詰まっていました。
素材もよく吟味されているのでしょう。後味に化学的な旨味を感じることもありません。
いままでの2万円クラスのおせちだと、必ず「これはフツウ。」というお料理が入っていました。 たとえば蒲鉾とか、きんとんとかね。
でも今回のおせちには蒲鉾自体が入っていません!(これは他と差別化するには良い手ですね)
ごぼうや田作りなどの縁起物も、「縁起物として入っている」という感じで量は少ないです。
そのかわりちゃんと味わえるお料理に重点をおいているように思えます。
家族の総意としましては、全体の8割がたいへん素晴らしい!ということになりました。
タイミングよく現れてパクパク食べて帰っていった親戚も「めちゃくちゃおいしい!」と言っておりました。
さて、逆にもう一歩、または残念という点を挙げてみます。1割くらいは味が濃いかなと感じました。
● 冷やし中華ワカメ、野菜マリネの味が濃い(味自体はおいしいけれど)お父さんが「ごはんください!」と叫んだ。
● 中華のカニ爪海老揚甘辛煮がこどものお弁当のミートボールと紙一重の味だ。しかも味が濃すぎた。
● 生ハム干し柿が口に合わない。お父さんが「余計なことを!」と叫んだ。(生ハムメロンも口に合わないのでしかたないか...)
● 笹麩が少し固めだったかも。冷凍すると戻りきらないのかな?
● 中華のお重のキラキラしたビニールがちょっと安っぽいかな。
そのくらいですね。
来年も頼みたいおせち料理といえます。
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