12月29日午後3時、注文しておいた三越伊勢丹のおせちが届きました。
内容は「三越伊勢丹推奨 和洋中おせち 三段『桃源』」。税込27000円也。
三越百貨店の通販サイトの全国配送のおせちの中からチョイスしたものです。
宅配の人が、片手でやや傾けてホイホイと運んできたので、一抹の不安を覚えました...。
白いダンボール箱に入り、薄紫の風呂敷に三段重が包まれています。
開けてみると、中身はしっかり凍っています。
見た目も鮮やかで、綺麗なおせちです。
冷凍状態は問題なしですが、よく見ると黒豆が4粒お隣へ飛び込んでいました。
それだけで、後はだいじょうぶでした。まあOKでしょう。
冷凍おせちは、本当は冷蔵庫でゆっくりゆっくり解凍するほうがベターなのですが、年末の冷蔵庫にそんなスペースはなく、寒い玄関のかたすみで自然解凍することに。(推奨されている解凍方法は冷蔵庫(10度以下)で35時間かけて解凍)
さて、明けて元日。
お屠蘇やお茶、お雑煮とともに食卓に並べます。おせちは解凍されてさらに鮮やかです。家族でいただきます。
和風のお重。
ふわっと柚子の香りが立つ柚子伊達巻きがおいしいです。
きんとん、黒豆は上品で文句なし。
鮎の甘露煮は頭の部分も柔らかで食べやすい。
ごまこんにゃく、赤いこんにゃくともにぷりぷり。
鰊昆布巻きと田作りはしっかり濃いめの味で、お父さんが「ごはんください」と言いました。
洋風のお重。
日向夏なますのいくら添えが上品で絶品。
黒こしょうの利いた海鮮チーズサラダもおいしい。
テリーヌはウニのほうが塩加減良くおいしかった。卵のほうは少し塩がキツかったようです。
香味焼鳥は奥深い複雑な味で好き。
マリネもとても上品です。
中華のお重。
凍った状態のときに、この白いモジャモジャはなんだろう?と思っていたのですが、それはフカヒレでした。
フカヒレ風和え物ということで、貝ひもなどと和えられて、ちょいピリ辛のおいしいもの。
豚角煮や黒豆焼豚もほんのりお酒が利いて深い味わいです。
甘酢に漬かったお魚はコハダかと思えばノドグロ!一瞬でなくなりました。
エビチリはよくあるギトギトしたやつではなく、大根おろしで仕上げたような上品な口当たりです。
イカとウニの松笠や、ごまくるみも美味でした。
全体的に薄味にしあげた上品でバランスのよい満足のいくおせち料理でした。
上に書いたように、いくつかはごはんが欲しい濃いめの味のものもありました。
高級な食材が出し惜しみなく入っている印象で、価格にふさわしいかんじがします。
お品書きにそれぞれの料理名だけが記載されているので、よく見てもどれがどれやらわからない料理がありました。
詳しい素材がわかればもっと家族で会話も弾んで楽しめるのに...と何度か思いました。