元旦といえば新年が華々しく明けて、テレビはおめでたいバラエティー番組を延々と放送する日となっていますね。
初詣もにぎやかな雰囲気です。

さて、古来の元旦はどんなものであったかというと、
いまとは違い、日付は旧暦の正月15日に当たる日のことですが、
にぎやかな大晦日が終わって、しずかにお正月を迎え、まずは玄関に打ち水をし、お客さんは呼ばず、誰にも会わず、家族でひっそりと籠る「忌み日」でした。
お正月は満月ですから、月を見て前年の平穏に感謝し、また今年の平穏と農作物の豊作を祈る。
そんな落ち着いた雰囲気の日だったのですね。